調査・報告
看護学生の自宅および下宿生の食生活の特徴
多田 敏子
1
,
三好 保
1
,
今木 雅英
1
,
白神 暤
2
,
多田 昭栄
2
,
近藤 裕子
2
,
原田 江梨子
2
,
田村 綾子
2
,
尾方 美智子
2
,
寺尾 紀子
2
1徳島大学医療技術短期大学部
2徳島大学医学部公衆衛生学教室
pp.309-312
発行日 1990年4月10日
Published Date 1990/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900051
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要約
看護学生の食生活を中心とした生活管理の問題を明らかにするために,看護学生94名を対象に調査し,自宅生と下宿生の結果について比較検討した。調査内容は,食品の摂取頻度を中心に食生活に関するものを取り上げ,同時に生活習慣や血液性状(比重,ヘモグロビンおよび血清鉄)についても把握した。その結果,以下の点が明らかになった。
1)自宅生は下宿生に比べて,飯や漬物の摂取頻度の高い者が多く,パンやスパゲッティーおよび淡黄色野菜の摂取頻度は,低い者が多かった。
2)自宅生は下宿生に比べて欠食する者はきわめて少なかったが,起床時に元気がある者や便通が良い者も少ないことが明らかになった。
3)自宅生と下宿生との間に血液性状の差は認められなかった。
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