特集 地域の看護ニーズに対応できる看護基礎教育
地域の看護ニーズに対応できる保健婦教育のあり方
津村 寿子
1
,
中田 智子
1
,
津村 智恵子
1
,
臼井 キミカ
1
1大阪府立公衆衛生専門学校
pp.41-47
発行日 1989年1月10日
Published Date 1989/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207677
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本校の保健婦教育のめざすもの
本校では主体的,創造的に地域看護が実践できる保健婦を育成することを教育目標としている。そのためには,活動に必要な知識・技術の修得はもちろんのこと,社会情勢の変化に対応できる公衆衛生看護を追求し,保健医療チームのなかで,専門職としての保健婦の役割と位置づけが認識できるようにしている。
カリキュラムの特徴は,昭和57年度より養護教諭養成課程をはずし,保健婦単独の教育コースとして必要な学科目を強化したことである。すなわち,急激な人口の高齢化,疾病構造の変化に対応して,老人および障害児・者に対する保健活動とリハビリテーション,精神障害者に対する保健活動,母子保健活動を強化し,健康づくり,情報管理を組みこんだ。
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