特集 結核—治療の進歩と保健活動
座談会
結核と保健婦―いま,なぜ結核か
明石 道子
1
,
田中 美也子
2
,
中村 千代
3
,
姫野 弘子
4
,
山下 武子
5
1東京都世田谷保健所
2埼玉県川口保健所
3東京都福生保健所
4福岡市博多保健所
5結核予防会結核研究所
pp.1001-1013
発行日 1988年11月10日
Published Date 1988/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207640
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結核に対する保健婦活動は,原点であるとよくいわれます。家庭訪問,健康教育,母子援助,検診,地域活動などはすべて,結核患者,家族への援助から必然的に生じたことにちがいありません。
結核が猛威を奮ったころ,活躍された保健婦さんたちは,いま退職されつつあります。彼女らの保健婦魂は,後輩に継承されているのでしょうか。いまでも年間56,000人位,新患が発生するこの「古くて新しい病い」に対する保健婦活動について,ベテランの保健婦さんにお話しいただきました。
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