グラフ
公衆衛生の歴史をたどる 日本=5—女工の結核と保健衛生調査会
日野 秀逸
1
,
菊地 頌子
2
1国立公衆衛生院衛生行政学部
2江東区城東保健所
pp.953-960
発行日 1988年11月10日
Published Date 1988/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207631
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「医療の社会化」と並んで大正期に重大化した問題が結核である.日本の結核の中心をなしたのは女工の結核だった.結核に対する取り組みは戦前のわが国公衆衛生の特徴を象徴的に表現している.すなわち富国強兵という国策から結核を取り上げ 1人1人の人間の問題としては 把握しえなかったのである
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