発言席
社会システムとしての「在宅ケア」
鈴木 威雄
1
1鈴与倉庫(株)
pp.793
発行日 1988年9月10日
Published Date 1988/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207596
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先日,私は身内の葬儀を終えたばかりである。寝たきりになった老人の看護を2回経験し,2回葬式を出したわけである。病気の老人を看護していて,いつも思うことは在宅看護の必要性である。
10年ほど前に米国の在宅医療の実態を知り,日本の医療にもこのシステムの導入が必要だと痛感して以来,ここ数年の在宅看護に関する連日のような新聞などの報道を見ていると,本当に世の中が変わっていることを実感する。
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