特集 多様化する在宅ケアシステムと看護職の役割
保健所を基盤にした在宅ケアシステム
神谷 三千緒
1
1名古屋市瑞穂保健所
pp.186-192
発行日 1990年3月10日
Published Date 1990/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900032
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はじめに
要介護老人等長期療養生活者の在宅ケアが社会的最重要課題となっているなかで,名古屋市では昭和61年から3年間在宅療養支援システムモデル事業1,2)を実施した。この事業は,保健・医療・福祉の共同事業として,寝たきり老人を対象にして,市内3区において実施したもので,システム運営に関する事務は保健所が担当した。
東区での3年間のモデル事業の経験から,地域ケアシステムの形成に保健所—保健婦—は,どのような役割を果たすことができるのか考えてみたい。
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