研究
保健婦援助の専門性と固有性をめぐる研究—夜尿研究を素材にして—Ⅱ.夜尿と生育環境及び家族集積性との関係
井上 龍子
1
,
佐瀬 美恵子
2
,
根来 千穂
3
,
日野 和江
4
,
政辻 洋子
5
,
宮西 すず子
1
,
山岡 みどり
6
,
本村 汎
7
1大阪市東淀川保健所
2大阪市住吉保健所
3大阪市阿倍野保健所
4大阪市鶴見保健所
5大阪市平野保健所
6大阪市北保健所
7大阪市立大学生活科学部
pp.949-954
発行日 1986年11月10日
Published Date 1986/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207242
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1.はじめに
夜尿発生の理論的メカニズムについては,第1報の図2の理論的背景で指摘したとおりである。
本節では,子供のパーソナリティに影響を与えると思われる子供の性別,年齢,家族構成,両親の学歴,両親の結婚時の年齢,現在の年齢,父母の職業等を夜尿群と対象群で比較し,その生育環境を明らかにすると同時に,家族員の夜尿歴に差違があるかどうかを比較検討したいと思う。
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