今月の主題 内科医のための小児診療のコツ
主な症状・疾患の診療の要点
夜尿
三好 邦雄
1
1東京医科歯科大学・小児科
pp.1336-1337
発行日 1990年8月10日
Published Date 1990/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900336
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夜尿症は,ポピュラーな疾患である.下限の年齢は4〜5歳に置くことが多い.小学校低学年の年齢で,5%程度に夜尿があると考えられる.患児の約20%は,昼間遺尿を合併するか,あるいは昼間遺尿の既往がある.
夜尿の自然治癒率は高い.1年経過するうちに,15〜30%が治癒すると報告されている.しかし,成人にまで持ち越す例もあり,あるいは成人になってから発症する例も見られる.
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