特集 事例と対話する事例検討—東京・特別区「訪問指導」研修を素材として
用語解説
当たり前な発想
石井 良夫
1
1東大工学部
pp.1012
発行日 1985年12月10日
Published Date 1985/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207094
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今年の夏に日航機による世界最大の事故が起きて,飛行機の安全性に関する人々の関心が高まっている。そこで,飛行機を例にしてTwo in One的な捕えの意義を深めることにする。
今日,科学的進歩により,飛行機は大変な勢いで発達した。しかし,飛行機は,航空工学の研究者にとっては対象物としか見えなくなり,その意味でニーズ(安全性や耐久性)に合わせた研究がされている。また,飛行機の運航にあたるパイロットや機関士・整備士たちも,マニュアルに従った運行や作業が中心になっている。こうした状況では,飛行機は何か"冷たいモノ"として扱われているようだ。
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