特集 事例と対話する事例検討—東京・特別区「訪問指導」研修を素材として
用語解説
「研修」ということについて
松田 正己
1
1東大医学部保健学科
pp.999
発行日 1985年12月10日
Published Date 1985/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207087
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本特集では「研修」という表現が頻繁に出てくる。ところが,この言葉が意味する広がりはそれほど明確ではない。「共通の土俵」に立つためにも,「研修」ということがどこまで含んでいるか考えしてみよう。
①事業として(訪問指導研修)
行政や職能団体が予算化し,事業として実施する「研修会」の広がりはわかりやすい。例えば,今回の訪問指導研修では,6日間にわたり,27名の保健婦が参加し,グループワークを中心とした研修会を行った。この研修会は東京23特別区が共同で行う研修の1つとして実施された。共同研修は一般に,区職員の人間性を磨き,知識・技能を付与するとともに,自ら考え行動する主体的な職員の育成を目指している。
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