特集 保健婦学生がインタビュー 先輩が語る戦後の活動の軌跡(1)—23道府県・25人の証言
東海・北陸
大石さんって保健婦のために生まれてきたような人ですね—大石さきさん(静岡県)
山田 純子
1
1静岡県立厚生保育専門学校保健学科
pp.293-296
発行日 1984年4月10日
Published Date 1984/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206819
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おばあちゃん劇団藤枝をゆく
"北は北海道から南は沖縄まで,広い日本列島の中で特に静岡県の皆様にお送りする,世代の断絶と老人問題をするどく追求した一大巨編……"昭和58年の春,藤枝市老人福祉センターで,"劇団ともしび"の公演が開かれました。約20分の小舞台劇ですが,嫁と姑のいがみ合いをユーモアたっぷりに描き,姑が脳卒中で寝たきりになることにより,2人の心がなごやかになっていく,という笑いと涙の物語です。
この劇団の脚本家は,元藤枝市役所保健婦の大石さきさん68歳。保健婦と脚本家,どうにも関連のなさそうな組合わせですが,センスとユーモアにあふれた脚本は,元来持ち合わせた性質であると同時に,長い保健婦経験と,豊富な人間関係の中で形成されてきた才能により作られたものなのでしょう。
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