特集 保健婦学生がインタビュー 先輩が語る戦後の活動の軌跡(1)—23道府県・25人の証言
北海道・東北
エネルギッシュに住民のために—福原則子さん(北海道)
石田 則子
1
,
名達 真佐子
1
1帯広高等看護学院保健婦科
pp.250-254
発行日 1984年4月10日
Published Date 1984/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206810
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はじめに
北海道十勝平野の南端に位置する大樹町は,現在人口約8,400人で酪農業を中心とした農村地帯である。この大樹町に昭和27年から今日まで30年間,住民の健康のために活動してきた先輩保健婦がいる。
今回私達はこの先輩保健婦福原則子さんの30年間の歩みをともにふり返ってみる機会を得た。福原さんの着任当時は生活環境が悪く,乳児死亡率,結核罹患率などが非常に高かった。そのような中で,住民にどのように働きかけて大樹町の公衆衛生の向上に努めてきたかを,インタビューを通して知ることができた。
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