インタビュー PT・OTの素顔
地域の福祉向上にエネルギッシュに取り組むベテランOT
長谷川 元
1
1川崎市心身障害センター
pp.192-193
発行日 1985年3月15日
Published Date 1985/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103286
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<先生は日本のOTの生き字引きのような方ですので,今日はいろいろなお話をお伺いしたいと思います.
先生はOTだけでなくPTの資格も持たれておられますが,それは何故ですか>
長谷川 私は関東労災病院でPT,OTの居ない時代から主に脊損の人達の機能訓練を行っていました.昭和41年に,PT,OTの資格認定試験が行われることになり,そのための講習会が関東労災病院で開かれました.私もこの講習会を受講しましたが,この講習会は理学療法科のみでしたので,PTを受験し,合格しました.その後3年間はPTとして働いていましたが,病院の方で作業療法も行いたいので誰かOTの資格を取得しないかという話があり,私は前々からOTに興味を持ち,OTに近いアプローチも行っていましたので,国立身障センターで行われたOTの講習を受け,昭和44年にOTを受験し合格しました.私がOTを取得した次の年,厚生省の方からPT,OT両方の資格を持つのはおかしいとの見解が出され,両方取得することはできなくなりましたが,私自身,OT取得後はずっとOTとしての活動を行って来ました.
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