調査
一農山村における脳卒中患者の経過とその実態
新田 則之
1
,
高橋 悦子
1
,
堀部 初恵
1
,
岡田 千鶴子
1
,
岡崎 晴代
1
,
杉本 幹子
1
,
大平 八重
1
,
清家 とし子
1
,
平井 和光
2
,
塩飽 邦憲
2
1愛媛県広見町健康センター
2愛媛大学医学部寄生虫学教室
pp.59-67
発行日 1980年1月10日
Published Date 1980/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206206
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1.はじめに
広見町は愛媛県南予に位置する戸数3,943戸,人口13,378人(昭52.3)よりなる一農山村です。いわゆる過疎化の進行は著明で,これにともない老人人口の総人口に占める割合は20%をこしています。このような状況のなかで,広見町は昭和46年より"老人の健康破壊の象徴"としての位置づけのなかで,寝たきり老人訪問を,町共同保健計画の一環として毎年取りくんでいます。その活動結果は"一農山村における寝たきり老人の実態,第1報及び第2報1)"で報告しています。その結果から,寝たきり老人の70%近くが脳卒中を原因疾患としていることから,広見町における脳卒中患者の倒れた後の経過の実態調査に取りくみました。
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