特集 老人保健と保健婦活動
調査報告
一農山村における寝たきり老人の実態(第I報)
新田 則之
1
,
大平 八重
1
,
清家 とし子
1
,
岩井 正志
1
,
森藤 千和子
1
,
河野 三二
1
,
善家 晴代
1
,
小松 友恵
1
,
高橋 悦子
1
,
堀部 初恵
1
,
八杉 伸輔
2
,
岡田 尚久
2
,
土佐 征英
2
,
滝原 章宏
2
,
永見 宏行
2
,
青木 博美
2
1愛媛県広見町健康センター
2愛媛県立北宇和病院
pp.685-695
発行日 1976年10月10日
Published Date 1976/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205765
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I.はじめに
地方財政の危機が叫ばれ,福祉行政の見直しが言われています。老人福祉も例外ではないようです。一方,農山村においては,いわゆる過疎化が進み,老人人口が増えてきています。その過疎化を背景に変貌する生活は老人の健康にも大きな影響を与えています。この老人の健康破壊が集中的に表現された象徴の一つが寝たきり老人です。私達はこれまでにも農山村の老人の実態について報告していますが1〜3),今回は昭和46年以後,5年間の寝たきり老人実態調査の経過を中心に報告したいと思います。
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