連載 "プライマリー-ヘルス-ケア"を考える・9
障害児問題とプライマリー-ヘルス-ケア—母子保健対策の一環として
久常 節子
1
,
阪上 裕子
2
,
小宮 勇
3
,
谷中 輝雄
4
,
松田 正己
5
,
丸地 信弘
5
1国立公衆衛生院衛生看護学部
2国立公衆衛生院衛生行政学部
3横浜市旭保健所
4(社団法人)やどかりの里
5東大医学部保健管理学教室
pp.602-609
発行日 1979年8月10日
Published Date 1979/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206152
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はじめに
母子保健は人生の起点にあり,人の一生の健康問題を左右する重要な事柄である。したがって,母子保健対策の充実は,保健,医療,福祉などにとってもっとも基本的な対応であり,まさにプライマリー-ヘルス-ケア(PHC)1〜7)の代表的な対象領域の1つといえる。
今回,母子保健の一領域である障害児問題を,PHCの事例として選んだのは,次の観点からである。
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