連載 "プライマリー-ヘルス-ケア"を考える・8
プライマリー-ヘルス-ケアと保健婦活動
湯沢 布矢子
1
,
丸地 信弘
2
1厚生省公衆衛生局地壁保健課
2東大医学部保健管理学教室
pp.538-547
発行日 1979年7月10日
Published Date 1979/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206145
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はじめに
今回は,プライマリー-ヘルス-ケア(PHC)の観点からみた保婦婦活動について,問題点,現状,活動のあり方等を検討することになった。
ただし,PHCという言葉が,保健医療の分野に徐々に浸透し,広がりつつはあっても,その概念は国によって異なり,とらえ方もさまざまで,保健婦にとっても一概にはそしゃくできない部分もあろう。この際,プライマリー-ヘルス-ケアは,具体的に何をどうするということではなく,保健医療のあり方を見直し,より効率的にサービスを提供しようとする考え方であると理解している。
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