昭和50年度日本看護協会総会に出席して
充実感からむなしさへの転換
内堀 千代子
1
1群馬県国保連合会
pp.334-336
発行日 1975年6月10日
Published Date 1975/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205610
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
交通ストのあおりで,前橋からタクシーでかけつけた50年度総会でしたが,例年になくむなしさの残った総会でした。
ここ何年かの総会ではいろいろ問題があったにせよ,小林協会長の必死とも思える,会員の声を真剣に受け止め,ともに考え,それを協会活動に反映させようという,ひたむきな姿勢がありました。会員も協会長を中心とする執行部を信頼して,それなりの充実感と参加者相互の盛り上がる連帯感があったと思うのですが,今年は役員選挙をピークとして,突然フィルムが断ち切られるような,協会の潜在的体質ともいうべき一面を見せつけられて,真剣に問題をひっさげ,討論に臨んだ人達の声と力をなえさせてしまったのではないでしょうか。
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.