世界の保健・医療制度/過去・現在そして未来……
Nursing: A Neglected Dimension of the HMO Challenge―健康維持組織(HMO)における看護婦の有用性
Kay B. Partridge
1
,
Carol A. Mahr
2
,
津田 佳世子
3
1Department of Nursing, The Johns Hopkins Hospital
2Community Services Division, Springfield State Mental Hospital
3東大医学部保健学科・人類生態学
pp.288-294
発行日 1974年4月10日
Published Date 1974/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205468
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健康維持戦略において,現在,今までと違った予防が強調されているが,家族ケアに便利なように用意されるスタッフの配置は,広範囲な刷新に着手すべきである。看護婦は家族のヘルス-ケアにおいて,かなめの役割を演ずるべきである。健康維持,健康教育は,ナースにとっては伝統的任務であるばかりでなく,ナース-スペシャリストが,健康維持の役割りにおいて,有能に気持よく受け入れられるよう遂行することも,また明白な事実である。
ナースに関する我々の焦点は,どうみても,健康維持のために,他のヘルス-ワーカーが行なえる非常に現実的な貢献に向けて小さくしぼられがちであるが,しかし,今日,家族のヘルス-ケアの多角的な見かたに対処できるナースの大きなプールが存在することを,ぜひ思い起こさなければならない。この貯蔵所は,教育的投資をほとんどまたはまったく付加することなしに,可能化することができるし,HMOのスタッフの配置と計画にたずさわることができる。
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