事例研究
脳性小児麻痺の子供をかかえた家族へのアプローチ—訪問看護の観点でとらえると/事例の紹介
田屋敷 まつ
1
,
土曜会
1東京都深川保健所
pp.430-442
発行日 1973年6月10日
Published Date 1973/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205306
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本誌が保健婦活動のなかの看護の機能を問い直そう,という問題提起をしてから,ほぼ1年が経過した。もちろん,本誌の問いかけは,現場の保健婦のなかにその胎動をみつけたからにほかならない。そして,その胎動は日ましに活発になりつつある。
単なる行政屋でありたくない,とする保健婦の切なる願いは,真に住民サイドに立つためにはどうあらねばならないか,という自己の姿勢への追究となり,更に,最も効果的に社会資源として機能しうるには………という観点から,改めて,"看護職"としての自らの存在を認識するに至りつつある。
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