第28回日本公衆衛生学会総会シンポジウム
5.被害者・消費者の立場から
岡村 渥子
pp.17-29
発行日 1971年7月10日
Published Date 1971/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204940
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岡村 有害食品の実態と対策を考えるにあたりまして,被害者,消費者の立場からの発言ということでありますが,きょうここに被害者の方,森永ミルク,カネミオイル,両方の方が来ておられます。私がここで実態を申し上げますよりも,被害者の方からぜひなまの声を,真実の声を聞いていただきたいということをまずお願いしたいと思います。
私は森永ミルク中毒事件につきまして大阪府の「守る会」の支援組織であります大阪府「森永ミルク中毒対策会議」の仕事を若干しております関係で,森永ミルク中毒に関しましてはある程度の知識を持っておりますが,カネミについては事実関係もあまりよく存じません。ですから私のきょうの発言が森永ミルク中毒に関する件に限定されるということで,カネミの被害者の方にはお許しを願いたいと思います。
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