特集 疲労
私の疲労防止法
よく食べよく眠りよく働く
惣宇利 幸子
1
1福井県鯖江保健所
pp.25-26
発行日 1966年7月10日
Published Date 1966/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203689
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健康管理者である保健婦自身の疲労をどのように解決しているか,ということで鯖江保健所にご指名をいただいた.保健婦数8名,全員既婚,一番若年の新婚者を除いた7名のものは1人または2人の子を持つ母親であり,孫までもある若々しいおばあちゃんから新婚さんと全くバラエティに富んだ年齢構成ではあるが,平均年齢37歳.もはや育児より手をはなれ,精神的にも,身体的にも,また家庭にあっても,職場にあっても一応のゆとりのある恵まれた者ばかりの職場でもある.
したがって,連日多忙をきわめる保健婦業務の疲労は,家庭において十分な休養と,安定したやすらぎのなかに十二分にいやされるという,恵まれた環境におかれている人たちばかりである.そのなかにあって,年代的にももっとも負担の多い立場の者が,この場合の適役者であるということから,ご指名をいただいた.
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