特集 患者を樂にするために
内科
眠られぬ夜のために
pp.10-15
発行日 1952年12月1日
Published Date 1952/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907180
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柴田 では次に患者さんの立場に立つて苦しいのは眠れないということだと思うんです。夜通しいろいろな苦痛を訴えるとか,そういう場合にどうしてあげたらいゝかと思うんですが……。
吉武 患者さんは「一晩中眠れませんでした。2時も3時も4時も知つてました」というんですけれども,それは少し大げさなところもあるということも考えられるんじやないでしようかね。行つてみると眠つておるんですが,淺眠という状態だけで,時計の音は知つているけれども事實は眠つているということも大部あるんじやないでしようか。
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