特集 育児相談Q&A
各論:1~2歳
食べたいだけ食べさせてよい? 小食で体重が増えないときは?
三浦 義孝
1
MIURA Yoshitaka
1
1みうら小児科
pp.955-956
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000225
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偏食せず,よく動き,体重の増えが過度でなければ心配ない
子どもがたくさんご飯を食べてくれるのは嬉しい反面,「食べすぎ」は肥満になる可能性もあり不安である。「小食」に比べ「食べすぎ」はそれほど心配しないものの,肥満傾向を気にする親は少なくない。あまり太ってほしくない子ほど大食である。食べてくれないよりはたくさん食べてくれるほうが安心と思いがちであるが,体重が増えすぎていたら,食事内容,おやつ,日常の遊びの様子を再確認する必要がある。幼児期の肥満は将来的にも続くことを伝え,この時期に日常の食生活の基本的な習慣を身につけてもらう。身体をよく動かす外遊びを積極的に取り入れ,食事の時間帯も対象児のリズムに合わせて3食きちんと摂れるようにしたうえで,偏食せず,よく動き,体重の増えが過度でなければ心配ないと話す。
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