特集 総合的な管理と記録の活用
レポート2
家族管理票の採用とその経緯
桜井 よし
pp.22-23
発行日 1964年11月10日
Published Date 1964/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203243
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公衆衛生業務の高度化につれて健康管理の問題がやかましくさけばれている昨今,個人管理を主体とした結核は結核管理票,乳幼児および母性は母子管理票によって,それぞれこれを登録し,個人の健康状態を継続的に管理されるようになってきたが,それがために家族全体の健康状態および家族内の問題点の発見に不便をきたしてきた.そこで,当保健所では1昨年3月,家族管理票(第1図)を採用,これを作成し,管内全住民を世帯単位に登録することにした.これによって,家族の健康状況が一目でわかり,能率的な仕事ができ,また,適切な指導が行なわれるようになった.
以下家族管理票(パンチカード)の詳細について記してみる.
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