岩手旅行記
未だ暗い農村の母の顔
亀田 安子
1
,
大場 そと江
2
,
上野 エセ子
3
,
毛賀沢 輝
4
,
窪田 登久子
5
1東大衛生看護学科
2世田谷保健所
3長野県諏訪市湖南支所
4長野保健婦専門学院
5長野県松本市寿支所
pp.40-52
発行日 1957年12月10日
Published Date 1957/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201546
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はじめに
土曜会では1昨年より,地方見学に出かけていた.1昨年は静岡県,昨年は長野県,そして今年は岩手県にゆく事に決まつた.かねがね全県皆保険のただ一つの県として,その実態を知りたかつたし,乳児死亡の高い事や日本のチベツトと言われる僻地のあり方なども,私達には学びたい事ばかりであつた.そして,今年は沢山の方々の暖かい手によつてプランされ,私達は長野と東京からよりそつて,岩手見学に参加する事が出来た.私達の眼で見,耳で聴いた岩手の姿を,私達なりに綴つてみた.
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