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公衆衛生の話題
後藤 正宏
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1厚生省公衆衛生局企画課
pp.68-69
発行日 1957年10月10日
Published Date 1957/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201517
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日本人の寿命
毎年毎年の統計を眺めると日本人の寿命も随分延びて現在では男女ともに60才を遙かに越している.即ち昭和10年は男47才,女50才という平均寿命が,昭和30年には,男64才,女68才と何れも20才近く寿命が延びたことになるわけだから全くたいしたものである.こうなると将来われわれの寿命がどのくらいまで延びるか一寸見当もつかないが,まだまだ長命をする可能性のあることだけは確かである.
このことを証拠だてる一資料として米国立予防衛生破究所のゴードン氏が最近行つた統計の一部を紹介しよう.
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