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追いつめられた医療保障
出渕 みや
1
1中央保健所奉仕課
pp.52-63
発行日 1956年10月10日
Published Date 1956/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201285
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占領政策でその地位も職責も伸びていつた保健婦事業は，公衆衛生の退潮に伴つて，そのしわよせを背負されている形ではありますまいか．
無医村に置かれた保健婦は，業務違反とわかつても，対症療法までしなければならず，いろいろの批判をあびながらも「それでも私は行く」と叫ばずにはいられぬ岩間さんの例もその一つ．折角分化されて登場した医療社会事業は少しも伸びず，未だに800の保健所に寥々たる星の数であつては，勢いその仕事も大部分を背負つておられることでしよう．
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