座談会
4人の患者をもつ結核家族の事例(3)
石井 みつ子
1
,
救仁郷 ヨシエ
2
,
出渕 みや
3
,
石垣 純二
,
渡辺 淸綱
,
森 喜久野
,
熊地 悦子
,
阿部 政子
,
大津 秀子
,
森川 芳子
,
中川 ふみ子
1都立中央保健所医療社会事業部
2中野保健所医療社会事業
3都立中央保健所奉仕課
pp.62-69
発行日 1956年2月10日
Published Date 1956/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201126
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森 たとえば,入院の問題とか検診の問題も,医療社会事業も結構ですけれども,わたくしみたいなものがあつたならば,案外納得してくれたかもしれない.若い保健婦さんは,そういう人を使うことを知らない.保健所の中の医者でも優秀な医者が相当あるが,その医者もひつぱつていかない.主治医の先生ですと,主治医の先生の意見には,保健所の医者が絶対にタツチできないことはない.あらゆる方面の人材を動員しなかつた.ここに大きな盲点があると思いますね.
こういうことを,わたくしは先程から,いいたくて仕方がなくて,ジリジリしていたけれども,保健婦としてはすばらしい保健婦だと思います.今まで看護のことをやつた日からみて,興味を持つてみておるのです.
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