2頁の知識
白血病
小宮 悦造
1
1東京医科大学
pp.30-31
発行日 1954年9月10日
Published Date 1954/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200800
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白血球には骨髄組織で造られるものと,淋巴組織で造られるものとがある.前者を骨髄性白血球或は顆粒白血球といい,後者を琳巴球という.この他に単球という白血球があり,之が何所で造られるかに就ては議論もあるが,普通は骨髄で造られるとされている.
白血病というのは,之等の白血球を造る組織が無制限に不必要に増殖する病気で,骨髄組織と淋巴組織とは各々独自の増殖を営むものである故,白血病は骨髄性白血病と淋巴性白血病とに大別される
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