病気のはなし
白血病
小沼 宗心
1
,
大橋 辰哉
1
1東大第1内科
pp.10-16
発行日 1975年4月1日
Published Date 1975/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200749
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白血病は,白血球系統の腫瘍性増殖を来す病気で,近年非常に増えてきた悪性腫瘍のひとつである.日本の頻度を,死亡率の年次変化でみると,1947年には人口10万対死亡率は1.1であったが,1971年には,人口10万対死亡率は3.4となり,3倍以上に増加している.この傾向は,日本のみでなく,世界的な傾向である.
性別では男がやや多く,年齢別では2つのピークがあり,0〜4歳の小児期と45歳以上の壮老年期に頻度が高い.
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