専門医に聞く・5
白血球の増えない白血病
大橋 辰哉
1
,
星野 孝
2
1東大・第1内科
2京大第2内科
pp.1603-1608
発行日 1972年7月10日
Published Date 1972/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204393
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症例 18歳男,学生
入院約1年前より,運動するのが辛くなり,倦怠感,頭蓋叩打痛,圧痛,下顎知覚鈍麻,肩に重圧感などが順次出現し,入院約1カ月前より臥床せざるを得なくなり,2週前突然高熱あり,視力低下,耳鳴,鼻出血,下痢があり,その後微熱が続き,2月4日入院なお既往歴には特記すべきことはないが,元来貧血気味であったという.
入院時出血斑はなく,肝,脾,リンパ節の腫大も認められていない.
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