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公衆衞生医師を訓練してほしい
眞木 路子
pp.46-48
発行日 1953年1月10日
Published Date 1953/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200440
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医学生のインターンシツプの問題が積極的にとりあげられようとしている昨今である.その是非を云々する立場にいない私にも若干の感想はある.その感想の一端を述べれば次のようである.
資格をもつた一個の医師として社会に出る前に,つまり医学校の教科課程に於て,もつと公衆衞生に関する教育を十分に積み,たとえ臨床医になる人でも少くとも公衆衞生とは何かというしつかりした慨念をもち,公衆衞生の魅力を感じ意欲をもつた医師を養成してもらいたいのである.その意味においてインターンシツプが実施されるようになつたときに,素朴な意味で新しい息吹きを感じた私である.
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