ベッドサイドの看護
アテトーゼのある患者の食事援助を中心とした看護
遠藤 文子
1
,
岩船 貞子
1
,
野崎 マサ子
1
,
五日市 よう
1
,
葛西 和子
1
1岩手医科大学付属病院第3内科病棟
pp.302-305
発行日 1981年3月1日
Published Date 1981/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922737
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はじめに
本事例は突然アテトーゼが出現し,自分で食器を持ち,食物を口の中に入れたり,咀しゃく,嚥下することができなくなり,食事介助を必要とした.また,症状に対する不安と羞恥心のため,他人との交流を拒み,自己の世界に閉じ込もり,抑うつ状態となり,回復への意欲を失っている状態であった.
私たちはこのような患者に対して,病気に対する不安と羞恥心を除去し,不随意運動をおさえ,食事摂取が独りでできるよう援助することを目的に,この事例に取り組んだ.
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