Japanese
English
特集 筋トーヌス異常と不随意運動
アテトーゼに対する作業療法
Occupational Therapy of Athetosis
森下 孝夫
1
,
池田 茂美
1
,
堀之内 知子
1
Takao MORISHITA
1
1兵庫県のじぎく療育センター
1Hyogo Prefectural Nojigiku Center for Disabled.
pp.425-435
発行日 1977年6月15日
Published Date 1977/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101491
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はじめに
従来よりアテトーゼ調整の為の試みが諸家によって為され,幾多の訓練方法・装具・薬物療法・手術術式などが紹介されて来たが,未だアテトーゼを決定的にコントロールすることには成功していない.
OTは,次々と紹介されてくる諸家の理論と手技を完全に消化するいとまもなく,activityを媒介にする治療活動への適用の試行錯誤を繰り返してきた.CPアテトーゼの抱えている問題は複雑多岐にわたり,これに立ち向う時には蟷螂の斧の如き思いがする.
ここでは,CPアテトーゼの治療理論の変遷を概観し,さらに評価,アテトーゼの問題点,OT治療目標などを概論的に述べて,次に我々のプログラムと結果(主に中等度で学童期)を諸氏の報告を参考にしながら述べてみたい.
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