ベッドサイドの看護
筋萎縮性側索硬化症患者への援助—訴えの多い患者とのコミュニケーションの工夫
東 久美子
1
,
金子 公子
1
1国立岡山療養所神経内科病棟
pp.306-308
発行日 1981年3月1日
Published Date 1981/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922738
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現在,難病といわれる疾患のいくつかは,厚生省特定疾患の認定を受け,研究班にて研究されつつあるが,まだまだ未知の部分の多い疾患であることに変わりない.
その中でも,筋萎縮性側索硬化症(ALS)は,経過1-5年で,常に進行性に悪化し,死亡率がほぼ100%である.筋力の低下,萎縮により日常生活をすべて他人に依存しなければならず,また,筋肉痛や嚥下困難,構音障害,呼吸困難など大きな身体的苦痛のある疾患である.
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