連載 高齢化社会の福祉と医療を考える・37
老いと性[1]—ケアの中の性
木下 康仁
1,2
1立教大学社会学部
2(財)日本老人福祉財団
pp.903-906
発行日 1989年9月1日
Published Date 1989/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922362
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ケア従事者が性の問題を意識化する時
これから数回にわたって老いと性について考えてみたい.今回は,老人ケアの日常場面に現われてくる性を巡る事柄を取り上げる.
改めて述べるまでもなく,性に関する事柄自体が大変難しい問題であり,様々な視点からのアプローチが必要であるが,ケアに従事する人々にとっては,一般的理解だけでは片付け切れない難しさが残る.
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