PRISM
医療・看護界に望むこと
滝沢 武久
1
1全国精神障害者家族会連合会事務局
pp.649
発行日 1988年7月1日
Published Date 1988/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922029
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先日『日本経済新聞』(1988年3月31日)の社説で,「日本医師会が取り組むべき課題」と題していくつかの提言があった.その中の指摘はむしろ医療界で圧倒的多数を占める日看協や日精看にもあてはまるように思う.
その提言の1つに医療の知識をもっとオープンにせよというものがある.御承知の通り,精神医療界は昭和40年代になって,民間医療機関が急激に増えた.昭和43年に朝日ルポルタージュ報道や大学医局講座制解体運動などの嵐が吹きすさび,他方,開放的医療や先駆的実験的試みもなされてきた.
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