ベッドサイドの看護
精神科病棟における演劇の試み
太田 悦代
1
1湖南病院
pp.1108-1114
発行日 1987年11月1日
Published Date 1987/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921857
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はじめに
当院では,定例的にいくつかの集団療法が行なわれており,私もコーラス部を担当している.しかし,週1回の活動がそう長くない期間(3-6か月)を病院で過ごす患者にとってどのような場となり,どのような意味を持つのかに疑問や限界を感じてきた.一方,当院で毎年企画しているグリーンホスピス(注1)のように期間を定めた集中したかかわりが,患者にとって大きな体験となり,変化を起こしやすいことを私たちは学んできた.
そこで,院内でもそのような活動ができないかと考え,病棟レクリエーション(以下レクと記す)のクリスマス会で,演劇を行なってみることにした.
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