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演劇と看護の出会い—長野県立阿南病院
横山 正次
pp.121-125
発行日 1971年2月1日
Published Date 1971/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661915934
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長野県の南端、天竜の流れをちょうど中ほどまで下った山間地一帯が阿南である。この病院は、地区の公衆衛生活動の機能をフルに生かした農民のための病院として有名だ。そしてそのヒューマンな医療活動もさることながら、院長の宇治正美先生が自ら教壇に立って指導する「看護教育」においてこの病院は実にユニークな存在なのである。看護婦の教育に演劇の考え方、方法をとり入れてみたらどうだろうか──児童演劇の分野ではつとにその功績を知られ若いころから演劇に造詣の深かった宇治院長の夢が今は付属の准看護学院で「看護倫理実践J学習として具体的に実を結びつつあるようだ。
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