特集 口から食べたい—経口摂取への援助
嚥下自立への援助
田中 靖代
1
1豊橋市民病院
pp.627-634
発行日 1986年6月1日
Published Date 1986/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921429
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はじめに
栄養摂取は生物の生存にとって不可欠であるにもかかわらず,脳神経疾患の患者の中には意識や嚥下機能の障害のため,経口摂取が不可能なものがよくみられる.
このような患者に対する栄養供給法としては,主として経静脈と経鼻管投与が行なわれている.しかし前者は,投与される量や期間が制限されているので長期的には不適当である.また,後者は相当量の栄養を長期間にわたって投与することができるので,栄養供給法としてはかなり有効な方法である.
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