NURSES' VIEW
感染防止のために看護婦として試みていること
飯嶌 美代子
1
1東京大学医学部付属病院分院
pp.1105
発行日 1984年10月1日
Published Date 1984/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920892
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内科の病室には一般状態が悪かったり,治療をうけているために感染抵抗力が減弱した患者が多く入院している.そのため炎症症状が出て感染の可能性が考えられる患者に対しては,積極的に化学療法が行われ,抗生剤がどんどん使われている.
抗生剤の効果は確かにすばらしいと思われるが,数種類の点滴を1日に何回か行うために,点滴びんを持って廊下を走りながら考えたことは,看護婦としてもっと感染防止の問題を考える必要があるのではないかということであった.このような治療が必要となる以前に,看護上何かできることがあるように思われた.
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