報告
保健婦活動の評価を試みて—奥多摩町における老人ケアを通して
新井 千津
1
,
宮川 みつき
2
,
三谷 泰子
1
,
横沢 雅子
3
,
井上 洋子
4
,
木暮 春子
5
,
大野 スエ子
6
,
立石 明美
6
,
57年度西多摩地区保健事業協議会
1青梅保健所
2大聖病院
3五日市保健所
4福生保健所
5青梅市役所
6奥多摩町
pp.210-214
発行日 1984年3月10日
Published Date 1984/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206798
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I.はじめに
老人保健法が昭和58年2月より実施され,予防から健康増進にいたる包括医療を実施するための体系づくりがすすめられている。しかし老齢化の動きや,社会資源などには地域差があり,その特殊性をふまえて活動を展開していくことが,住民にとって効果的な活動となるか否かの重要なかぎになっている。
そこで,東京都西多摩地区の病院婦長,市町村保健婦,保健所保健婦,精神相談員で構成されている西多摩地区保健事業協議会では,西多摩地区の特殊性を明らかにしようと,昭和57年秋に,過去5年間における老人人口の移りかわり,活動状況などについてまとめを行った。報告内容はその一部であるが,町の在宅老人における保健婦活動の評価を試みたものとして,大変参考になると思い発表する。
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