ベッドサイドの看護
RA専門外来に面接指導の導入を試みて
西条 文子
1
,
山中 美代子
1
,
南光 達子
2
1香川労災病院整形外来
2香川労災病院整形病棟
pp.298-303
発行日 1983年3月1日
Published Date 1983/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919810
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
当院における慢性関節リウマチ(以下,RAと略す)外来は,1976年10月に開設され,以来5年余の歳月を経過し今日に至っている,現在113名の患者が外来治療を受けており,このRA専門外来は,患者にとってはなくてはならない診療部門であり,一層の内容の充実を目指している.
RA患者は数多くの複雑な問題をかかえている者が多く,疾患の特徴から根気強い治療を要するため,看護婦の指導や援助のあり方が患者の心身両面を大きく左右するものと思う.私たちは,これらのRA患者のうち,通院中の人びとについて様々な角度から分析し,患者個々に対して継続した面接指導を試み,ニードの把握に努めることにポイントをおいてきた.ここでは,こうした看護指導より得た経験を軸に,今後の課題などについても考察し,RA患者に果たす看護の役割の大切さを報告したい.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.