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看護教育課程にエンカウンター・グループの導入を試みて
松澤 文
1
,
坂本 和美
2
,
丸岡 直子
3
1国立名古屋病院看護部
2国立療養所鈴鹿病院付属看護学校
3国立金沢病院付属看護学校
pp.525-534
発行日 1983年9月25日
Published Date 1983/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907865
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はじめに
人が人を理解するということは,社会生活を送る上で最も基本的な事柄である.しかし,それを実践することは難しい.この人間理解に関して,われわれ看護婦は患者を個別的・全人間的に観ること,理解することを求められて久しい.
その基礎教育の場である看護学校の教育課程に,この人間理解の重要性の認識と,患者中心の看護が強調されてすでに10余年が過ぎようとしている.しかしながら,患者中心の看護が現実に行われているかと問えば,残念ながら否定せざるを得ないように思われる.
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