ベッドサイドの看護
長期入院を必要とした乳幼児の円滑な家庭復帰への援助
伊藤 静子
1
1九州大学医学部付属病院ICU・救急部
pp.306-310
発行日 1983年3月1日
Published Date 1983/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919811
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はじめに
成長期にある小児の入院は,できるだけ短期間にし,1日でも早く家庭に帰すように援助することが望ましいと言われている.入院が長期になればなるほど,小児への精神的・社会的影響は大きくなるし,家族との接触もうすくなり,疾患が治癒してもうまく家庭生活へ復帰できない例が少なくない.
長期間入院加療を必要とした小児を,スムーズに家庭生活へ復帰(退院)させるためには,患児の状態に応じた指導計画と,管理者となる両親への十分な生活指導が重要である.
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