特集 自分を傷つける行為が止まらない人―医療者はどう捉え、かかわればいいのか
綱引きにならない治療導入のための動機付け面接法
佐久間 寛之
1
1独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター精神科
pp.545-549
発行日 2015年11月15日
Published Date 2015/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200146
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衝突しない、非対決アプローチとして
皆さま、はじめまして。
久里浜医療センターでアルコール依存症を担当している精神科医の佐久間と申します。日頃の診療で出会う患者さんのほとんどは依存症の方です。よく他科のドクターや看護師さんから「依存症の人ばかり診ていてイヤになりませんか?」と聞かれます。確かに大変なことも多いです。が、おそらく周囲が想像しているよりはずっとストレスが少なく、のんきに患者さんとかかわっています。
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