学生の研究
直腸腟瘻患者の排泄の援助—大腿骨骨折で入院した老人患者を通して
山下 智子
1
,
松川 和子
1
1東京都立豊島高等看護学院
pp.599-604
発行日 1977年6月1日
Published Date 1977/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918171
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はじめに
昭和50年度の“国民衛生の動向”によると,現在平均寿命は男71歳,女76歳と高齢化の傾向がみられる.また,ここ10年間の平均寿命ののびは男女とも4年である.したがって,病院に入院している老人層も多くなつており,老人看護について考えさせられることが多い.
今回,東京都立豊島病院整形外科病棟における実習で,20年来直腸腟瘻(子宮癌の放射線療法後遺症)をもつ77歳の老人で,大腿骨頸部骨折を起こして入院した患者を受け持った.
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