グラフ
‘生活の場’と‘看護の場’をひとつに—動き出した日本初のナーシングホーム
早川 ミツオ
,
本誌編集部
pp.6-11
発行日 1977年1月1日
Published Date 1977/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918051
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板橋区の都養育院内に 寝たきり老人 病弱老人のための近代的なナーシングホームが完成した.このナーシングホームは 医療・看護サービスやリハビリテーション機能を備え また軽症の老人たちが家庭復帰にそなえてADL(日常生活動作)などの訓練を受ける‘ハーフウェイハウス’を併設しており これまでは別々だった福祉と医療=生活の場(老人ホーム)と看護の場(病院)をひとつにした 日本でも初めての施設である.
欧米では 医療・福祉・看護が一体となったこうしたナーシングホームやハーフウェイハウスが 老人のための施設としてごく一般的な制度となっているが 日本ではまだ制度化されていないため このホームも現在の医療法上では‘特別養護老人ホーム’として運営されることになる.
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