ニューヨークのナーシングホームから・4
ナーシングホームの看護助手
吉田 冬子
1
1Mary Manning Walsh Home
pp.466-467
発行日 1986年4月1日
Published Date 1986/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921391
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特養棟の看護体制をここのホームの例で紹介すると,350床のうち300床が特養ケアで,入居者(老人ホームでは患者と言わず,入居者と言っている)は40床と20床を1単位として入っている.3交代8時間勤務で,40床のフロアの看護体制を表に示す.
ナースはRN(看護婦),LPN(准看護婦に相当)でもよく,仕事の責任も同じで,給料も税金を引くと差はほとんどない.看護婦の上に修士を持っている看護婦や医師免許を持っている人もいるが,皮肉にも学位のある人ほど失業する率が高いのは,経営者側としては給料を高く払いたくないためと思われる.
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